​象(無題)90×60㎝ 紙に墨2016年

富永祥烟 墨象-2017-

 SHOEN TOMINAGA

2017年5月6日(土)-5月20日-(土)

SHUMOKU GALLERYでは、

富永祥烟(1929-)の2年ぶりとなる新作展を開催いたします。

愛知県生まれの富永は、幼少の頃から書道を研鑽し、まだ10代の頃、ジャクソン・ポロックのアクションペインティングに影響を受け早くに前衛的な作品を制作します。1951年、22歳の頃、森田子龍の誘いにより、前衛書道の草分けともいえる機関誌「墨人」に名古屋サークル同人として発足時より参加し、誌上で多くの抽象的な作品を発表します。1955年の大阪でのゲンビ展では吉原治良や白髪一雄、元永定正等の考えに強い影響を受け、56年サンフランシスコでのネオ書道展に墨人のメンバーとともに参加しています。またイサム・ノグチや長谷川三郎、久松真一といった人物の考えに触れこれを大切にし、書にとどまらず国内外で幅広い分野の人物と交流を持ち、活動をしてきました。その後、1957年頃に墨人会を脱退した富永は、特定の書道団体に属することなく、名古屋や東京、ニューヨークなどのギャラリーで作品を発表しています。1985年頃以降は文字の表現から離れ、書の感覚を応用したステンレスによる作品や、墨やクレヨンを使ったミックスドメディア絵画を主に制作します。

2017年は米ロサンゼルス、東京のアートフェアで作品を発表、続く本展では、何日もかけイメージした形象を、墨を用い一気呵成に描き上げる手法で制作した大作や小品約40点を発表いたします。

各時代の様々な分野の美術に触れながら、未来を見据え現代に必要な作品を追求している88歳の富永祥烟による新作を、是非ご高覧ください

​象(冊)90×60㎝ 紙に墨2016年