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​四谷シモン 2016年 90×60㎝ C-print

TENMEI × SIMON

加納典明×四谷シモン

2017年6月23日(土)―6月25日(土) 

*会期中無休

SHUMOKU GALLERYでは、写真家・加納典明と人形作家・四谷シモンの二人による展覧会を開催いたします。

加納典明は1942年名古屋市に生まれ名古屋市立工芸高等学校を卒業後、写真家を志し、名古屋市在住の写真家・小川藤一に師事します。その後、上京し1962年に写真家・杵島隆の助手として活動を始めます。翌63年にはフリーランスの写真家として独立し、数々の重要な写真集を発表、また広告写真、ポートレートなど様々な分野で活躍し今日に至ります。SHUMOKU GALLERYでは、「18歳の静物(2015)」「New York1969(2016)」に続く3度目の展示となります。

 四谷シモンは1944年東京都に生まれ、幼少のころより人形制作をする一方で歌手や俳優としても活躍し、1967年ごろから唐十郎の主催する状況劇場に女形として出演、以降71年頃まで出演を続け、演劇界の人気俳優として広く知られます。1972年には加納典明を含む10人の気鋭写真家が参加した「10人の写真家による被写体四谷シモン展」が開催され、大きな反響を呼びます。その後1973年、青木画廊で第一回の個展「過去と未来のイヴ」を開いて以降は、球体関節人形を制作する人形作家としての活動を本格的に開始、数々の重要な作品を世に送り出し、以降は俳優、人形作家として活動しながら今日に至ります。

今回展示されるプリントは、2016年に撮影された、写真家・加納典明が44年ぶりに捉えた四谷シモンの姿です。昨年、舞台俳優としても復帰を果たした四谷シモンは、素顔でのクールで端正な立ち姿を見せたかと思うと、一転、派手な衣装に身を包み、妖艶な芝居がかった姿を披露しています。常に撮影対象の強いエネルギーを引き出す加納典明の、渾身の撮影となっています。

また、本展では1970年代から2000年代にわたる四谷シモン人形作品をあわせて展示いたします。

​四谷シモン 2016年 90×60㎝ C-print
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